労災保険は、仕事が原因の外傷や痛みの治療でかかる労働者の負担を、やわらげるための保険です。整骨院は外傷性疾患を扱う機関なので、整骨院で保険を使って治療ができる外傷や痛みなら、原因が仕事であるかぎり、労災保険を使って治療することができます。
労災認定について
労災保険は、働く人の痛みを早く治して、社会復帰を助けることを目的とした保険です。相互扶助的な考えの健康保険に比べると、働く人に優しい内容になっています。仕事に行くために家を出てから帰ってくるまでに生じた外傷や痛みに使えます。
もっと詳しく労災保険が使えるケガ
仕事中に外的な圧力がかかった痛みで、痛みが始まった動作と時間がはっきりしていれば、労災保険を使って治療ができます。もともと、整骨院は外傷性疾患を治療する所なので、整骨院で保険が使える痛みなら、労災保険が適用できます。
労災の認定を受けるコツ
外傷の受傷機転とは、仕事の動作で、どの部分に負担がかかり、どこを負傷したかということです。外傷には、力のかかった部分と負傷した部分が違うものもあります。外傷の受傷機転を明確に説明できれば、労災の認定を確実に受けることができます。
労災保険の手続き
労災保険の申請書に、外傷の受傷機転を記入していただきます。その後、会社に提出して労働保険番号と会社印を押してもらいます。全ての記入が済んだら、当院に申請書をお持ちください。労災保険の手続きをします。受傷機転については事前に下書きをしますので、ご相談ください。
労災保険を使った当院での治療
電気治療と運動療法で、関節の動きを正常に戻します。さらに鍼治療を併用することで、ストレスが原因で生じた自律神経異常を調整して体調を整えることができます。身体の機能を取り戻して、しっかり仕事ができる身体に回復することを目指します。
労災の治療費
労災保険が適用できる部位は、治療費が無料となります。治療することで回復している間は、治療費がかかりません。労災の治療と併せて、健康保険の適用範囲となる治療や鍼治療をした場合、健康保険の負担金や鍼治療に使われた費用が別途かかります。